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2016年度 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート/イギリス  宮木 亜菜

学部
大学院美術研究科 美術学部・大学院美術研究科

年度
2016

氏名/専攻
宮木 亜菜/彫刻

プロフィール

学年 修士課程1回生
留学先 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(Royal College of Art)/イギリス
留学先専攻 Performance Pathway
留学期間 2016年9月12日〜12月23日

留学行動記録

9月12日ヒースロー空港到着
9月12日~14日 Bournemouthにて妹のフラット(イギリスでの賃貸物件の呼称)に宿泊
9月15日~ 北ロンドンのFinchleyに移動(知人の家に宿泊)
9月16 日RCAの国際交流担当者に挨拶に行く
フラット1件目下見(オーナーの言動に疑問があったためキャンセル)
9月21日留学生向け説明会に参加
フラット2件目下見(その場でデポジット払い,決定)
9月22日留学生向けパーティーに参加
9月23日フラットに引っ越す(Hammersmithという街)
9月27日学生証・図書館カードを受け取る
9月29日Fine art courseの全体説明会に参加
10月3日Performance Pathway Monday Meeting(授業開始)
10月31日~11月3日大学のイベント”ACROSS RCA”に参加
11月10日授業(Performance Situation Ⅳ)
11月16日交換留学生展ミーティング
11月21日~22日専攻内プレゼンテーション
11月23日交換留学生展ミーティング(タイトル・DMデザインの決定)
11月24日~27日ポーランド・ウクライナ旅行
12月1日~3日アムステルダム旅行
12月6日チュートリアル(個別指導)
12月11日交換留学生展 搬入
12月12日交換留学生展 オープニングパーティー
12月13日~14日専攻内プレゼンテーション
12月14日チュートリアル
12月16日授業終了
12月17日交換留学生展 搬出
12月23日帰国

授業や制作について

 基本的にはパフォーマンス専攻の授業は毎週月曜日のみです。午前中にMonday Morning Meetingという,先生の週末の出来事を聞く集まりがあり,午後はPerformance Situationという授業があります。その日にテーマが与えられ,その場で考えて次々にパフォーマンスをするといった内容の授業です。とても面白い授業で,毎週楽しみにしていました。自分の身体,または一つのマテリアルと真剣に向き合うのにとても適した環境だと思います。毎週少なくとも1つはパフォーマンスをするので,自分の制作の幅が徐々に広がってきているように感じましたが,周囲のスピードはとても速く,流れに乗ることに必死でした。

 11月初めにACROSS RCAというイベントの週がありました。本学のテーマ演習を1週間に詰め込んだようなものです。複数あるプログラムから,私はパフォーマンス専攻のNigel教授が中心になって行うプログラムに参加しました。ゲストティーチャーを招いて,より基礎的なパフォーマンスのレクチャーから実践まで,4日間みっちり行います。最終日はプログラム参加者で行うパフォーマンスショーに参加しました。

 前半の授業ではパフォーマンスの実践がメインでしたが,後半はチュートリアルやプレゼンテーションが主な内容でした。教授や2年生の方達が展示のために他国に行ったりしていたので,授業に関してはしばらく何もない日が続きました。また,パフォーマンスの教授は1人なので,ゲストティーチャーが数人大学へ来られる期間があり,その人たちとのチュートリアルを受けることが出来ました。中にはダンサーの方もいて,新しい見方や意見,アドバイスなどを頂くことができました。

 パフォーマンス専攻では大きな2つの部屋を全員で分けてスタジオとして使っていました。1つは共用のパソコンや机,ロッカーなどが置いてある部屋で,もう一つは物が全く置いていない道路に面してガラス張りになっているパフォーマンス用の部屋でした。個人個人のデスクはないのですが,授業外の時間にそのパフォーマンス用の部屋を時間割で予約制で使えるようになっていました。いつも綺麗な状態を保たないといけなかったため,使用した後は掃除が必須でした。
 パフォーマンス専攻の学生は全部で25人ほどの少人数で,一人一人と仲良くなるのに時間はかかりませんでした。また,その8割が留学生のため,言語の問題があってもそれを理解して話すスピードを合わせてくれます。先生と学生の距離がとても近く,授業終わりにみんなでよくパブに行き,深夜まで作品に関する様々なことを語り合います。いろんな人と交流できる良い機会になっています。

現地の暮らし・言語について

 ロンドンの中で治安が良いのは北か西のエリアだと人からの情報で分かりました。東,南の土地は少し治安が悪い印象です。私は西ロンドンの街に住んでいて,そこはとても治安がいいように感じられます。街の環境はほとんど日本と変わらない印象で,特に生活に困ることはありませんでした。ただ,住む場所が見つからない間はとても不安でストレスが溜まりましたが,フラットが見つかり大学も始まってしまうとどんどん忙しくなっていくので,不安は一気に無くなりました。
 10月末にデビットカードの暗証番号が勝手に変更されてカードが使えなくなるというハプニングがありました。クレジットカードも持ってきていたのでなんとかなりましたが,私のクレジットカードにキャッシュを引き出す機能が付いていなかったので,デビットカードを2種類持ってきたらよかったなと後悔しました。特に家賃はキャッシュで支払う場合が多いようなので,現金を引き出す手段を幾つか持っていたほうが良いように思います。 

 11月末に,以前から行きたかったアウシュヴィッツ強制収容所とチェルノブイリを目的に,ポーランドとウクライナへ訪れました。ウクライナは想像していたよりも治安が悪く,スリに遭いそうになるなど気をぬくことは絶対にできませんでした。

 12月初め,ロンドンで一緒に住んでいたルームメイトと一緒にアムステルダムへ2泊3日の旅行に行きました。飛行機ではなく夜行バスで行ったのですが,ドーバー海峡を渡る際,ユーロスターの中にバスがそのまますっぽりはまった状態で移動していたことに驚いたりしました。ヨーロッパ内だと本当に簡単に国境を行き来できることを実感しました。

 語学の勉強に関しては,日々の会話の中から英語を学ぶことに専念していました。帰り道のバスの中でその日の出来事を英語でメモしたり,ボイスレコーダーで録音した大学でのレクチャーを聴き直して分からない単語を辞書で調べたりして復習したり,毎日できるだけ多くの人と会話するように心がけていました。大学では英語が第二言語の学生のためのEAPという英語の授業が毎週ありましたが,私にとっては難易度が高すぎたため,授業には出席せず,その時間は自分のレベルに合わせた勉強を個人的にしていました。

留学を終えての感想

 3ヶ月が本当にあっという間に終わってしまいました。大学は,留学前に思い描いていたものとよく似ており,私が望んでいたような環境で学ぶことができたので,RCAのパフォーマンス専攻に入れたことは私にとって大変意味のあることとなりました。様々な面において限られた状態で一体自分には何ができるのか,何をするのかということを試したく留学をしましたが,そういった環境でさらに3ヶ月という短い期間でめいっぱい行動できたかなと思います。良い出来事も悪い出来事も含め,異国で生活をするという体験は自分の作品制作にも深く関わってくるもので非常に有意義な留学となったように感じています。

2016年度 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート/イギリス  宮木 亜菜

学部
大学院美術研究科 美術学部・大学院美術研究科

年度
2016

氏名/専攻
宮木 亜菜/彫刻

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