2016年度 フライブルク音楽大学(Hochschule für Musik Freiburg)/ 藪野巨倫
学部
大学院音楽研究科
音楽学部・大学院音楽研究科
年度
2016
氏名/専攻
藪野巨倫/ヴァイオリン
プロフィール
学年 大学院音楽研究科 修士課程3回生
派遣先大学 フライブルク音楽大学
派遣先専攻 ヴァイオリン
2017年9月29日~2018年2月16日
留学行動記録
9月29日 | 日本出国 |
9月30日 | フライブルク到着/ホテル滞在 |
10月 1日 | 学生寮入居 |
10月 4日 | 住民登録、オリエンテーション、 |
10月 4日 | 授業登録開始 |
10月 6日 | 銀行口座開設 |
10月 7日 | 滞在許可証取得、保険加入 |
2月20日 | 一時帰国 |
3月22日 | 日本出国、同日フライブルク到着 |
4月23日~5月1日 | ホーフ滞在(コンクール参加) |
7月24日 | 銀行口座解約 |
7月25日 | 住民登録解除、銀行口座解約 |
7月27日 | ドイツ出国 |
7月28日 | 日本到着 |
留学先大学と授業について
授業は日本とは異なり原則として登録期限というものが無く、定員を超えない限りいつでも何でも登録及び参加・聴講する事が可能です。レッスンについては先生によって異なり、毎週決まった日時という方もいらっしゃれば不定期の方もいらっしゃいます(私のついていたフォン・デア・ゴルツ先生は不定期の方で、レッスンの終わりに毎回次の予約を取っていました)。また、オーケストラ・スタディのレッスン(オーケストラのパート譜の難しい部分を弾くコツだけのレッスンかと思いきや、その部分をいかに音楽的に弾くか、この部分が曲中にどんな意味をもつかをも考えるというレッスンでもあって驚きでした)やコレペティトゥアのレッスン(ピアノ伴奏とのアンサンブルのしかたを室内楽的に専門的に学ぶ)等、日本にはない授業やレッスンが色々あり興味深かったです。
現地での生活について
大学で学生同士が談笑しているという光景が日本よりも多いという印象で、皆が積極的にコミュニケーションを図っているという事がよく伺えました。教会が近くにあるので、教会でのコンサートも頻繁にあります(主にバッハ等)。ただ、コンサートは主に夜8時開演のものが多く終演は10時を越す事がしょっちゅうある為、帰る時は注意が必要だと感じました(とはいえ治安は良いので、危険な目に遭う事は少ないとのことです)。
留学を終えての感想
交換留学に向けて私は事前にゲーテ・インスティトゥートに通い、ドイツに来てからはアルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク(Albert Ludwigs Universität)が開設している夜間の語学学校に通いました(フライブルク音大にも一応音楽家の為の語学授業というものは存在しますが、語学学校のスケジュールの関係で参加は難しかったです)。言葉の語彙を増やす為にはとにかく言葉に触れる機会を持つことが重要なので、スマートフォンの辞書アプリを事前にダウンロードして持ち歩いたり、本を買って読んだりしていました。何よりもまずは自分がしっかり理解出来ていない所や聞き取れなかった所をうやむやにせず「わかりません。それはどういう意味ですか?」とハッキリ相手に伝える事が重要です。言ったことで嫌な顔をされたりする事はまずありませんし、コミュニケーションをしっかり持とうという態度は語学の向上のみならず演奏等様々な事にも繋がります。